2024年 4月 18日 (木)

「公務員宿舎」閣議決定で幹部級600人追い出せ!

   埼玉・朝霞の公務員宿舎の建設は「5 間の凍結」となったが、安住淳財務相は「とりあえず5年凍結して、様子を見る」と言う。「中止」の可能性を否定しなかった安住は、さらに都心3区の宿舎も危機管理用を除き廃止・売却、今後は幹部用宿舎は作らないという方向を打ち出した。

   一見もっともだが、港、中央、千代田3区 の16施設については、すでに5年前に財務省の有識者会議の報告書に載っており、財務省も同意したものだった。「偶然の一致か?」と「朝ズバッ!」も意地が悪い。

東電には社宅売れと言ってるのに…

   スタジオにわざわざ23区内407住宅、20913戸 を示した巨大地図を用意して、司会のみのもんたが「なんで目黒、世田谷、杉並、中野、渋谷、新宿……。すばらしいところに」という。脇には、いまや有名になった元経産省役人の古賀茂明氏が立っている。

   みの「なんでいいところに住んでるんですか」

   古賀「幹部が住んでる。廃止したくても、幹部に出て行けとはいえない。自民党でもできなかった。民主党はやるかと思ったら放ったらかしで、今回、批判が高まってようやく。人気取りです」

   みの「これらを全部やめて民間に移ってもらった方が安くなるのでは」

   古賀「東電には社宅を売れといってる。破綻寸前の会社は真っ先に社宅を売る。 近くにいる必要があるなら、みな自分で(家賃)払って近くに住むでしょ。これだけ国が苦しいときに、見直さないというのは理解できない」

   みの「国がこれだけ苦しいんだからと、自分たちで改革しようとはしない」

   古賀「逆に何とかして守ろうとする」

   みの「子どもや孫のことを考えたら、今のうちに何とかしないとと考えないんですかね」

   古賀「自分の孫子のことは考えても、人の子どものことは…(笑い)普通のの人なんです。 役人だから聖人君子じゃない」

「次官に出てくれとは言いにくいのが役人世界」(古賀茂明)

   みの「凍結というのはどうですか」

   古賀「当然、解除が前提。この5年というのがわからない。復興期間は10年でしょ」

   みの「違約金の問題もある」

   古賀「違約金は40億円といわれる。これは安くしないといけないが、ほかに5年間の維持・管理費がかかる。だから いま売った方がいい。そうすれば土地利用も進む」

   慶応大教授の片山善博「5年間てのは先延ばし。大臣は5年もやってませんから。ほとぼりが冷めたらまたそろりと再開になる。だから、今の内閣の間に中止しないといけない」

   古賀「次官に出て行けとは役人の世界ではとてもいえないですから、宿舎から出てくよう閣議決定すればいい。幹部級で600人くらいいます」

   片山「一番いけないのがフラフラすること」

   みの「やろうと思えばできることは早くやってもらいたい」

   でもこの古賀さんもとうとう追い出されちゃった。いくらボロクソにいわれても、役人はなんとも思ってないんだろうね。この件では、野田首相もたぶらかしてるんだから。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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