2018年 5月 24日 (木)

チリ鉱山生き埋め救出ドラマ―1週間で興味失せたワイドショーと世間

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   <1年前のワイドショー通信簿>地下700メートルの生き埋めになったチリ・サンホセ鉱山の作業員33人が2か月ぶりに救出されるとあって、ちょうど放送時間が重なる朝のワイドショーは準備万端その瞬間を待った。ところが、現場の作業は遅々としてして進まず、中継放送で感動シーンを流すつもりが大はハズレとなってしまった。「小倉智昭『私ら何やってるんだ!?』番組中にチリ救出始まらず~『チリワインはうまい』で時間稼ぎ」(フジテレビ系とくダネ!)、「きょうも残念!『とくダネ!』大騒ぎしたのにチリ全員救出直前で時間切れ」と2日連続の空振りとなった。

   そういうときは、ワイドショーお得意の人間くさい「周辺話」だ。「チリ生き埋め33人救出…『その後』で思惑交錯」(テレビ朝日系スーパーモーニング)は、救出の順番や体験記の出版をめぐって作業員がすでに算盤勘定していることを取り上げ、TBS系「朝ズバッ!」は「チリ球種33人に待ち受ける『その後の人生』~義捐金めぐって妻と愛人がバトル」と事故のおかげでややこしくなった男の事情を伝えた。救出ドラマに便乗して人気取りを狙ったチリ大統領が現場に駆けつけたり、外国企業が宣伝効果を狙って救出作業員を旅行に招待したりとお祭り騒ぎだったが、救出劇が終わってしまえばそれほど話題性のある男たちではない。手記の出版も映画化の話も尻すぼみになるばかりだった。

   朝のワイドショーも救出から1週間もすると忘れたように取り上げなくなった。(テレビウォッチ編集部

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