2024年 4月 25日 (木)

イヌより人間様がまんまとはまった「ワンちゃん向けCM」

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   イヌ好きの司会の小倉智昭が、世界初の「犬が食いつくCM」(10月5日付日刊スポーツ)を実際にイヌに試し、その効果を取り上げた。このCMが話題になっているのは、テレビでは制限されているイヌだけにしか聞こえない「秘密の音」がほんの数秒間入っていること。興味をそそられ聴いているうち、だんだん「だから何なの!」と訝っていたら、この話題が世界20か国で取り上げられたことでスポンサーとしては大成功というオチだった。

関心示したのは「秘密の音」よりオモチャの音

   このCMはペットフードでシェア世界一の大手食品会社「ネスレ」(本社・スイス)が仕掛けたもので、オーストリアで放送を開始した。23秒間のCMを「とくダネ!」が入手してイヌに聞かせて反応を見た。

   CMでは犬の好きなオモチャの音と高めのベルの音、そして人間には聞こえない「秘密の音」が入っている。犬10匹にこのCMを聞かせたところ、8匹が秘密の音の部分では両耳を動かし、確かに聞こえているようだ。

   ただ、最も強い関心を示したのはオモチャの鳴る音で、秘密の音はさほどではなかった。日本音響研究所の分析によると、秘密の音は人間には聞こえない18khzの高周波音という。

犬の反応見て飼い主「これが食べたいのかあ」

   なぜこんな手の込んだCMをつくったのか。小倉が「犬が反応すると、飼い主が勝手に『このドッグフードに興味がある』と思う。食べさせる前にこのCMを聞かせたら、犬はドッグフードが食べられると思うかもね」と笑う。そんな面倒な手を使わなくても、イヌは空腹になれば催促するだろう。

   笠井信輔アナによると、「デジタル録画のCMスキップ機能がTV業界で今や大問題。CMに関する話題づくりをしたあとで、実際にそのCMを流す手法が大事になってきている。この番組ですら10分以上にわたって特集した。スポンサーとしては大成功だったですよね」

   やはりイヌに見せるのではなく人間が対象で何となくホッとした。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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