2018年 7月 18日 (水)

サンマ水揚げできない!気仙沼港に見切りつける加工業者たち

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   例年なら最盛期を迎えているはずの宮城県の漁港のサンマの水揚げがピンチに立たされている。サンマの水揚げ日本一を誇ってきた気仙沼漁港は例年の1割程度。気仙沼市や東松山市、女川町など3市3町が実施している新築や増改築の一時的に制限で、港湾施設の再建がはかどらないためだ。

復興しても「誰もいなくなってしまう」

   気仙沼市の水産加工業者は、「やっていいということであれば自己資金を使ってでも復興する。しかし建築制限なので、造ったあげくに、ここは道路が広がるから移転してくれなどと言われかねない」とぼやく。この業者は気仙沼では身動きとれないため、岩手県釜石市に持っていた工場に拠点を移し事業を続けていくという。現地を取材したリポーターの岸哲也は、「建築制限が延びれば、いずれ復興した時には企業がいなくなって空洞化している事態になりかねない」と報告する。

第3次補正予算の遅れで再建ストップ

   建築制限が凍結されている背景には遅れている第3次補正予算がある。これまでの1次、2次補正予算は被災地を元に戻す復旧のための予算で、3次補正こそが被災地の高台移転や道路のかさ上げなど、震災に強い街づくりを進める具体的な財源だ。7日(2011年10月)にやっと閣議決定されたものの、決まったのは概要だけ。これから自民、公明と協議して中身を詰めつという。

   コメンテーターの竹田圭吾(Newsweek日本語版編集主幹)は「宮城県は漁業の復興特区を掲げている。県議選を前にブレてるが、まだ構想は残っているし、 高台移転も合意が進まない問題がある。3次補正を受けたからといって方針を進めるのは難しい」と見通しの暗さを言う。

「復興計画を待っていては生きていけない」

   水産関連業者は地元を見限るかどうかの岐路に立たされている。

文   モンブラン
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