深田恭子のろまキャラ人畜無害の楽しさ―探偵変身では終わらない予感

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「専業主婦探偵~シャドウ 第1回」(TBS)2011年10月21日22時~

   深田恭子の一連ののろまキャラは定着したと見える。今回はトロくて気が弱くて運転がド下手で左折しか出来なくて、結婚して2年も経つのに「ふみクン、ふみクン」と夫・武文(藤木直人)一筋、「ベタベタして気持ち悪い」とコケにされてもついてゆく、挙句に「ふみクンの影になりたい」とまでいう女である。それが夫の浮気らしき行動に、変身して素人探偵になる話だ。マンガだが、ほのぼのして人畜無害の楽しさはある。現実感のない深田ワールド。
   筆者が疑問なのは、藤木直人のモテぶりで、ここでも、浅葱芹菜(セリナ、深田恭子)が寝ている武文の顔をうっとり見ながら美男子だと褒めそやすシーンがある。どこが美男子なのかい。口元は締まらないしサ行の発音が悪いし、毎度おなじみのワンパターン演技だし。「ホタルノヒカリ」(日本テレビ)の優柔不断部長役で当てて以来、すっかり2枚目半のポストが出来上がった強運の藤木。
   芹菜の父親(小日向文世)と武文が曰くありげな関係で、喋りながらピンポンをする場面の演出が面白い。貧乏探偵(桐谷健太)や変身仕掛け人の理容師(古田新太)ら癖のある脇役が配されている点から類推すると、武文の会社がらみで事件が起きるのか。上司(石田ゆり子)の誘惑も他に目的があるのかと勘繰れなくもない。もともとTBSの金曜10時は伝統ある枠、ただのノロマ主婦の変身ものでは終わるまいと解釈できる。深田のラーメンの食い方が綺麗だ。

(黄蘭)

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