大間の超高値マグロ―元凶は1回10万円のテレビ取材競争

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   マグロの最高級品というか、最高額品の青森・大間の本鮪だが、テレビ番組はほとんど同じ内容の出漁風景をなぜ何度も繰り返し放送するのか。これまでのテレビ全局・全放送を数えたら数十回になるだろう。番組の展開はどれも同じ。最初はさっぱり釣れず、悪戦苦闘の末、番組の大詰めで見事に大物を釣り上げるというのがお約束だ。視聴者はいいかげん飽きていると思うのだが、この年末年始の特番にも何本かが放映されるという。

   「週刊ポスト」(2011年11月11月号)が「テレビの『札びら攻勢』に毒された『大間のマグロ漁』」というタイトルで、テレビの呆れた「制作現場」を伝えている。記事によると、「水揚げは画になるし、なにより安定した数字(視聴率)が取れる。だから各局とも漁船に同乗するためにカネに糸目を付けない」とキー局の情報番組関係者は話している。

   1度の出漁で必ず釣れるわけではないので何日間も同乗するため、年末年始特番の収録が集中する8月以降は、漁師の取り合いになるという。現在では同乗取材の謝礼は1回10万円弱にハネ上がっているそうだ。漁師も現金が入ってくるだけでなく、大間マグロの知名度が上がり、引っ張りだこになって高値を呼ぶから悪いことではない。かくして築地の初セリでは1本2千数百万円の値がつき、それを中国の金満家たちが買っていって食べている。なにかおかしくないか…。(テレビウォッチ編集部

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