菅野美穂と榮倉奈々のドロドロ…他人の不幸は「蜜の味」不気味さ楽しみ

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   <蜜の味~A Taste Of Honey~(フジテレビ系10月27日よる10時)>主人公の森本直子(榮倉奈々)は叔父である医師の池澤雅人(ARATA)に恋心を抱いて、自分も医師を目指す。しかし、雅人には同じ医師の恋人・彩(菅野美穂)がいて…。2人の結婚に苦しむ直子と、直子の気持ちを知り激しい嫉妬に駆られる彩。2人の女性の間で揺れ動く雅人。昼メロばりのドロドロした三角関係である。人の不幸は蜜の味なんて言うけれど、題名の意味はそういったことなんだろうか。

2人の女に翻弄される池澤雅人

   ふたりっ子やセカンドバージンなど、大石静脚本のドラマでは対照的な2人の女性が描かれることが多い。蜜の味も何だかリアルというか生々しい。

   結婚しても自分の研究にかかりっきりで会話もろくにない彩に、雅人は「自分たちは結婚する必要があったのか」と問う。そんな雅人に彩は言い放つ。

「雅人なら何も言わなくてもわかってくれると思ってた」

   直子を家に招いて、自分たちの円満ぶりを見せつけようとした彩に、自分のどこが好きなのかと雅人が問うと、「あなたの顔が好き。だって雅人の顔は世界に一つしかないのよ。尊敬する部分があるとか言ってほしかったの?」と言うのである。

   たしかに性格が似たような人なんてたくさんいるわけで、尊敬できるところがあっても、ちょっとしたことで尊敬できなくなるかもしれない。でも、顔はひとつしかないから、「顔が好き」ってのもアリだよなぁと納得してしまった。

   彩のすごいところは、悪びれずにそれを口にできるところ。容姿も仕事も完璧で、自分に絶対の自信を持っているところが歪んでいる原因なのかも。菅野美穂はこういうキツイ美人役が似合う。

   対して直子は、田舎出の一途で純朴な女の子のようにも見えるが、雅人が結婚してもなお諦めない執着深さにもちょっと気持ち悪いものがある。

   3話の終盤、雨のなかを彩が直子の部屋を訪ねてくるところなんて、さながらホラー。これから二人はいよいよドロドロの部分を出して苦しんでいくのだろう。楽しみである。

(てらっち)

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