2024年 4月 25日 (木)

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痛烈批判!週刊ポスト「週刊現代は年金役人の広報誌に成り下った」

   今週も大阪府知事選に出馬した橋下徹バッシング記事が目立つ。中でも先週に続き新潮が巻頭で「瞬発力とご都合主義の扇動者!カメレオン『橋下知事』変節の半生」と20人の証言を取るなど力を入れて取材はしているが、内容的にはイマイチ。高校の偏差値35で早稲田に受かったのは超人的な瞬発力があったからで、奥さんはお嬢様育ちだが、橋下の魅力にまいって押しかけ女房になったと、読み方によっては橋下ってやるじゃん、と思わせる。

   ポストは巻頭で、先週号の現代の記事「亡国の年金改悪『30年計画』を暴く」を真っ向から批判している。現代の記事は一見、厚労省OBが年金行政の暗部を暴露するかのような記事に思えるが、内容は「支給額を減らせ」「保険料を上げろ」と、国民に負担を押しつけ、年金役人を喜ばせることを是としているとしか読めない。

   話を聞いているOBが、年金大改悪のスタートとなった1985年の制度改革を手がけ、その後、天下りや渡りでしこたま年金を喰ってきた「ザ・年金官僚」ともいうべき坪野剛司元厚労省年金局数理課長で、年金制度を立て直すには「支給額を下げる、保険料率を引き上げる、支給開始年齢を上げる。この3つしかない」といい切っている。年金の掛け金を真面目にコツコツと数十年払い込んできた国民に三重苦を強いるということで、「騙し討ち」ではないかと批判する。「これでは『年金役人の広報誌』に成り下がったと断じざるを得ない」として、ポストはあくまでも国民の側に立って、年金を官僚から取り戻す姿勢を貫くと高らかに宣言している。

   もう1度先週号の現代を読んでみた。全体の論調は、これだけ年金制度が破綻しかけているのだから、全国民で痛みを分かち合う覚悟をもつべきだというものだが、いささか官僚側のいい分に寄り過ぎている印象は受ける。さて名指しされた現代はどうするのか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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