「低線量被曝、健康に影響なし」本当に安心できるか
2011年11月10日06時00分

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福島県の幼稚園・小中学校では8000人以上が県外に転校し、その7割が子どもの放射線の健康への不安を理由に挙げている。広島・長崎の原爆被ばく者の疫学調査によると100ミリシーベルトの被ばくで致死性のがんになる確率が0・5%上がるとされているが、福島では多くの人が年間100ミリシーベルトを超えない「低線量被ばく」にとどまると予想されている。県は「健康に影響が及ぶ数値ではない」としているが、本当に安心していいのだろうか。低線量の放射線の人体への影響に迫る。