2024年 4月 24日 (水)

小中生向け「原発推進副読本」福島事故後も予算減らないカラクリ

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   電気料金に上乗せされている電源開発促進税のうさんくささに「朝ズバッ!」が切り込んだ。 こういう話はいくらしつこくてもいい。

   東京電力の電気料金はこのところ毎月値上げになっていて、3月(2011年)には6251円だったものが、12月には6897円になる。656円も違う。このうち108円が電源開発促進税だが、利用家庭に届く明細では「基本料金」に入っているからだれも気がつかない。

財源は電気料金に潜り込ませた電源開発促進税

   電源開発促進税が何に使われているかというと、原発推進教育のための小中学生用の副読本になっていた。文部科学省と資源エネルギー庁が公益財団法人・日本生産性本部に委託した副読本には、「原子炉は5重のカベに守られている」「津波が来ても余裕をもっているから」などと書かれている。これがうそっぱちだったと、今では誰もが知っている。

   衆院文科委で共産党の宮本岳志議員が「原子力のメリット、デメリットを客観的、科学的に理解させるものになっていない。国費を使って電力会社の安全神話の宣伝をしている」と追及した。さすがに文科省も「見直す必要がある」としか言いようがなかった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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