2018年 7月 21日 (土)

一川防衛相クビ切れない野田首相ジレンマ「党内融和か野党協議か」

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   野田佳彦首相は野党が問責決議案提出の構えを見せている一川保夫防衛相を更迭しない考えを表明し、一川もきのう5日(2011年12月)の衆院予算員会で「私なりに一生懸命職務を全うしたい」と続投に意欲を示した。日本の防衛をめぐる難問が山積するなか、一川続投で乗り切れるのか、「とくダネ!」は疑問を投げかけた。

素人大臣には手に余る防衛省3つの重要課題

   笠井信輔アナウンサーが防衛省の抱える3つの課題を上げて解説した。1つは沖縄の普天間基地の移転に関する環境影響評価書の年内提出。これはオバマ米大統領との約束だ。2つは次期戦闘機(FX)選定作業。今週にも終えて安全保障会議で了承を得る予定だった。3つは野田政権が国際貢献の目玉として進めている南スーダンPKOへの自衛隊派遣問題。今月に実施計画を閣議決定の予定である。

辞任ドミノ

   「こんな重要で高度な判断が自ら素人という大臣で大丈夫か、問責を受けた大臣でいいのかという意見が色濃く出てきている」と笠井は報告する。問責前に辞任するのでは、という見方もあったが、笠井は「「問責で脅されてやめていけばきりがないという辞任ドミノを警戒する声があって、少なくとも問責決議案が出るまでは粘る心つもりのようです」と言う。

舌禍事件→揚げ足取り→問責決議の繰り返し

   司会の小倉智昭が怒った。「日本では1日国会を運営するのに数千万円かかるといわれていますが、こういった舌禍事件にどれだけ時間を割けば気がすむのか」と。

   コメンテーターの竹田圭吾(ニューズウイーク日本語版編集主幹)「本来問われるべき大臣の資質とは別のところで、騒ぎが繰り返されている。防衛大臣が問われるのは沖縄にきちんと説明できるか、次期戦闘機の機種決定がちゃんとできるかどうかということ。問責決議が軽く扱われ過ぎている」

   小倉「舌禍事件が起きる。揚げ足を取る。その繰り返し。これが目立つ」

   中川翔子(タレント)も「他の国から見たとき、恥ずかしい。足の引っ張り合いやかばい合いばかり。政治家としてよりも、人としてどうかと思ってします」と厳しい。

   問責決議案は一川防衛相ばかりか、山岡賢次消費者相にも及ぶ恐れがある。小沢一郎氏と近く、党内融和の象徴といわれる2人の進退問題の処理を誤まれば、党内分裂を招きかねない。党内融和を優先すれば、野党との消費増税協議が進まない。発足3か月で、野田政権ははや正念場だ。

文   一ツ石 | 似顔絵 池田マコト
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