2024年 4月 18日 (木)

橋下大阪に「中田宏副市長」「古賀茂明顧問」―適材適所かウケ狙いか

   大阪都構想を引っさげて大阪市長になった橋下徹氏の副市長に、中田宏・前横浜市長の名前があがった。また、府と市の両方の顧問に元経産官僚の古賀茂明氏の名前が伝えられた。

議会承認で一波乱必至

   中田は正式に要請があったかどうか明言していないが、選挙戦では橋下の応援で 「橋下前知事の話を聞いて、本当にほれぼれしています」などと持ち上げていた。政策的にも2人の考えが近いことは知られている。古賀は「直接の話はないが、橋下氏の考え方には賛成ですし、お手伝いできることがあれば喜んでやっていきたい」と話している。どちらにしても議会の承認が必要だから一波乱あるかもしれないが、強力な頭脳であることはたしかだ。

   田中喜代重(弁護士)は「私は神奈川県民で横浜市民ではないんだけど、中田さんは途中で辞めちゃってよくわからない。あまり評判は良くない」と笑いながら話す。

   司会の羽鳥慎一「なんかやってくれそうな感じはあるようですが」

   立花胡桃(タレント)「改革派!」

   玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「イメージとしてはね…」

   どうもみんな事情をよく知らないらしい。中田は先頃、「政治家の殺し方」という生々しい本を出して、自らが辞任したいきさつなどを明らかにしている。改革を進める中で、利権を持つさまざまな勢力と激しい闘いがあって、最後は「スキャンダル攻撃」の中で衆院選への転身という口実で辞任した。中田1993年に日本新党から国会議員に初当選。02年に横浜市長に転じた。コストカットに取り組んだのは橋下府政と同じで、負債の1兆円削減に成功した実績は動かない。ただ、09年の開国博では入場者が予想を下回り、14億円の赤字を出した。この年、任期途中で辞任したため「投げ出し」と批判を浴びたと、話はそこで止まった感がある。

ターゲットは公務員減らしと既得利権剥奪

   いわれのないスキャンダル攻撃では、ことごとく裁判で勝ったというが、市役所内部からの脅迫めいた動きは相当なものだったらしい。中田はYouTubeで も「利権との闘いは横浜だけの問題ではありません。たとえば公務員減らしでも、その裏側にある構造がわかっていないと進みません」といっている。

   また、古賀について玉川は「改革のマインドをもっているのはたしか。できれば中央でやってほしかったが、民主党がダメだというのなら大阪でもいいのでは」という。

   司会の赤江珠緒「改革をする時は仲間が必要だとおっしゃってました」

   玉川「あと知恵が必要でしょう」

   まあ、役者が揃って話は面白くなってきた。いま地方の方が旬というのは間違いない。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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