2018年 7月 22日 (日)

またその手ですか…「湊かなえミステリー」周年記念ドラマに碌なものなし

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「ABC創立60周年スペシャルドラマ『境遇』~湊かなえ初のドラマ書きおろしミステリー」(テレビ朝日)2011年12月3日21時~

   2日の「第三の女」と同様に、何十周年記念ドラマと称する作品には碌なものがなく、大体期待ハズレなのだが、当作もB級の下。
   「告白」という小説で当てたらしい(筆者は未読)作家の書き下ろしというのでどんなに珍しいプロットが使われているのかと思ったら、相も変わらず過去の殺人事件が起点で、施設育ちの主人公たちの過去にまつわる要因が事件のカギ。うんざりする既視感である。
   「青空りぼん」という童話が新人賞を取った高倉陽子(松雪泰子)は県議会議員の妻だが、親に捨てられた施設育ちだ。親友の新聞記者・相田晴美(りょう)とは同じく養護施設育ちという境遇から親しくなった。実は2人は昔の殺人事件の加害者と被害者の子供で、片方の母は自殺し、片方の母は1人暮らしの老女になっている。
   事件は陽子の息子の裕太が誘拐されて過去を暴けという脅迫状がファクスで届く。コンビニのファクスから送ったのは老女と知れるが、実は晴美の変装で、自分の体験をパクられた晴美が親友の息子を誘拐したという話だ。また、自分は遠い過去の殺人事件の被害者家族だと思っていたら、最後のどんでん返しで、本当は加害者の娘で、老女は自分の母親だった。「ミツコの部屋」という「徹子の部屋」のパクリみたいな番組に陽子が出演する山場があるのだが、生放送中のスタジオに老女がいきなり入ってくるシーンがあったりして、これも不自然で、すべてがいい加減な演出でがっくりきた。

(黄蘭)

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