2024年 4月 16日 (火)

「あさイチ」無理だった「朝からTPP論争」―視聴者からイライラする

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   「今話題になっているTPPですが、番組ではこだわり過ぎて出遅れ感がありますが、ドラマの3話立てで展開して行きます」と有働由美子キャスターが難題の特集をスタートさせた。ドラマ仕立てでTPPを解説しようというのだが、スタジオのゲストが一方的に賛否を開陳するという「予想通り」の展開になった。

賛成派と反対派が毎度おなじみの主張

   TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉では21分野が対象だが、「あさイチ」が取り上げたのは食品、仕事/給料、医療の3分野だ。「関税がなくなれば、牛肉は300円のものが220円(1キロ当たり)に下がります」と藤井彩子アナは言うが、海外食品の残留農薬の基準の甘さや遺伝子組み換え食品への懸念に話は飛んでしまう。

   TPP賛成派の山下仁一氏(元農林水産省官僚)は「WHO(世界貿易機関)の協定で各国が基準を作れるので、輸入規制は可能です」と言い、反対派の藤井聡・京都大学大学院教授は「一番強いアメリカの主張が通る方が多い。だから農薬や遺伝子組み換え食品を押し付けてくるのは自明の理。日本の食品安全基準をメチャメチャにされる」と猛反論する。

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