2024年 4月 18日 (木)

中国カエルの面にナントカ―自国漁船の「無法」取り締まるつもりなし

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   黄海の中国漁船の違法操業が取り締まりの韓国海洋警察官1人を死亡させる事態になった。ソウルの中国大使館前にはきのう13日(2011年12月)、抗議のデモが押し寄せ、「海賊行為を制圧せよ」「報復だ」と叫び、警備のバスに乗用車が突っ込む場面もあった。

韓国海洋警察官殺傷にも謝罪なし

   おとおい未明、韓国の排他的経済水域で違法操業していた中国漁船に韓国の警察官が乗り込んだところ、船長と船員が激しく抵抗して、41歳の警官が刺されて死亡、けが人も出た。韓国当局は漁船の船長を殺人罪などで、船員8人を特殊公務執行妨害で逮捕した。

   中国政府スポークスマンは「不幸な事件だ」と遺憾の意は表明したが、謝罪の言葉はない。逆に新聞は「韓国メディアがあおっている。一方的な情報しか伝えない」と書く。市民も「中国人は間違いを起こすはずがない」「武器を持つ警察に抵抗するなんて考えられない」などという。どうみても情報の偏りは中国側にある。

   韓国の経済水域では年間500隻 が拿捕され、5000人が逮捕されている。漁船は船を何隻も横に並べて抵抗したり、08年には漁船員が棒切れなどで激しく抵抗し、このときも韓国の警官1人が死んでいる。

   中国漁船は日本近海にも出没し、6月 には五島列島沖での違法操業で船長が逮捕されている。昨秋には尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に体当たりして騒ぎになった。

自分たちのルールが世界のルール

   ジャーナリストの富坂聡氏は「2000隻 の中国漁船が違法操業をしているといわれ、体当たりは韓国では常態化していた」という。富裕層が魚を愛好するためいくらでも売れる。 自国の水域で獲り尽くした結果、韓国や日本の領海にまで入って来るのだという。

   司会の羽鳥慎一「とにかく過激ですよね」

   東ちづる(女優)「謝罪しない。自分の国がどう思われているか考えないんですかね」

   富坂「党の上層部はわかっていても、一般人は知らない。自分たちのルールが世界に通用すると思っている。しかし、先月には中韓政府が話し合って、韓国は罰金を高くするということで合意している」

   にもかかわらずこれが起きた。金儲けのためなら、健康も環境も資源保護も国際ルールも考えない。清朝末期さながらだ。

   赤江珠緒アナ「自国で取り締まることはできないのですかね」

   富坂「あれだけの数ですからね」

   神田瀧夢(タレント)「どうしたらいいんでしょうか」

   富坂「日中でまず騒ぎが大きくならないような措置を考えること。もうひとつは、中国はこの問題を多国間の話にされるのを嫌がっている。だから、中国がのれるような多国間の話し合いをつくることだと思う」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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