ポリオ不活化ワクチン接種-神奈川県「承認」待たず実施

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   「子供たちの命と健康を守るために私たちは断固戦う!」と神奈川県の黒岩祐治知事は言い切った。昨日15日(2011年12月)から、県内在住の乳幼児を対象に国内未承認のポリオ(小児まひ)不活化ワクチンの接種を始めた。費用は自己負担で1回6000円。4回の接種が必要となるが、都道府県単位で不活化ワクチン接種を実施するのは神奈川県が全国初となる。

「生ワクチン副作用」100万人に1・4人

   冨田憲子リポーターが「予防接種法に基づいて無料定期接種に使われていた生ワクチンは、ウイルスの病原性を弱めていますが、100万人に約1・4人の割合でポリオに感染し手足にまひが残る副作用が確認され、若いお母さんたちの間では不安が広がっていました。しかし、ウイルスを殺した不活化ワクチンでは副作用の報告はありません」と伝える。

安全わかってるのに

   生後7か月の時に生ワクチンの接種を受け、ポリオになった大学生の屋代惠明さんの母親・君枝さんは、「接種直後は異常がありませんでしたが、7週間後ぐらいから37度から39度の熱が続き、小児科医に駆け込んだらポリオと診断されました」と涙ながらに話す。

   冨田「惠明さんは左右の足の太さが違い、長さも左足の方が7センチ短くなっています。先進国の中で、今でも生ワクチンを推奨しているのは日本だけです」

なぜか開発・承認しない製薬メーカーと国

   メインキャスターの小倉智昭は「生ワクチンと不活化ワクチンを比較すれば、不活化の方がより安全だということは分かっているのでしょう。それなのに、なぜ国は早く承認しようとしないのでしょうか」といぶかる。

   コメンテーターのショーン・川上(経営コンサルタント)は「じつは2001年に国内製薬メーカーから不活化ワクチンの承認申請が出されました。でも、治験基準が間違っていたという理由で数年後に申請が取り下げられています。それ以降、国内メーカーで開発は進んでいません。国の保身のリスクが、小さな子供たちや母親たちに押し付けられているという感じです」と言う。

   ピーコ(ファッションジャーナリスト)「50年ぐらい前、日本でポリオが大流行したとき、保健所に押し寄せるお母さんたちを整理するために、ボランティアとして参加しました。あれから50年も経っているのに、国は旧態依然としたまま、何をやっていたのだろう」

   国内製薬メーカーにとっては、生ワクチンのほうが儲かるということじゃないのか。

文   ナオジン | 似顔絵 池田マコト
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