震災復興バブルに沸く仙台―キャバクラもソープも「満員御礼」

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ゼネコンに吸い込まれる巨額復興資金。被災地はいまだ瓦礫の山

   新潮が復興景気に沸く東北・仙台のネオン街ルポをやっているが、なかなかおもしろい。被災現場の復興は遅々として進まないが、国分町の復興は早かったと皮肉りながら、クラブのママにこう語らせている。

「ゴールデンウイーク辺りから、他県から来た人たちが飲みに来るようになったんです。瓦礫の撤去の人とか仮設住宅を作るためにやってきた建築業者や、地震保険の審査をする人達もいっぱい来ました」

   一晩で60万円もキャバクラで使う土地持ち。ホステスの奪い合い。食べ物屋もキャバクラも満員御礼。ソープ嬢は1日5、6人も客を取る。デリヘル嬢は市内に空いているホテルがないことを嘆く。百貨店は前年度比300%増、100万円のロレックス腕時計が1日5本売れることもあるという。本格的な復興を前にこの騒ぎである。

   しかし、津波の被害を受けた沿岸部に目を転じれば、瓦礫がうずたかく積み上げられた荒涼たる光景が拡がっていると新潮は書く。予想されたように、巨額な復興資金はゼネコンが吸収して、ほとんどの地元民には行き渡らない。その予兆をこのルポは見事に教えてくれている。

   最後に、文春が紅白歌合戦にレディ・ガガが出場決定的だと報じている。経済誌フォーブスが5月に発表した「世界で最も影響力のあるセレブ」ナンバーワンに選ばれたガガが出るとなれば、ひと味違った紅白になるかもしれない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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