金正恩後継「10歳の時から決まっていた」(金正日の専属料理人)

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   「全ての党員、人民軍兵士、そして人民に告げる」で始まった芝居がかった女性アナウンサーによる金正日総書記の訃報は、日本列島にも衝撃が走った。おそらくテレビ各局は19日(2011年12月)正午のこの特別番組が流れたあと、誰が旬の北朝鮮情報を持っているか、北朝鮮ウオッチャーの争奪戦だったのではあるまいか。

3人兄弟で遊ぶときはいつもリーダー

   けさの「スッキリ!!」はすでに出尽くした感のある「北朝鮮の今後」をトップで扱った。ゲストとして登場したのは金正日の元専属料理人・藤本健二と早稲田大学教授の重村智計。

なぜ?

   北朝鮮は特別番組の中で、初めて金正恩を「卓越した領導者」と呼び、金正恩体制のスタートを宣言したが、「スッキリ!!」ではその幼少時から権力継承に至る興味ある話が出た。

   故・金正日には、成薫琳(故人)の間に長男・正男、高英姫(故人)の間に次男・正哲、三男・正恩、長女・ヨジョンの4人の子どもがいる。この中で正恩が早くから後継者と目されていたらしい。専属料理人を13年間務めたという藤本がこう語る。

「10代でスイスに留学する前、幼少のころに母親に連れられてほとんどの所を自分の目で見てきている。それはやんちゃで、2人の兄たちと金総書記の妹(金敬姫政治局員)の長男が同じ歳で、この4人に私が入りいつも遊んでいた。
常に自分が先頭で、今日は『何々で遊ぼう』と引っ張っていくわけですよ。長男の正男は正恩について遊んでいた。ですから、目に見えてわかりましたよ。10歳で(後継者と)決めていたと思います」

長男・正男暗殺未遂説も出る暗闘

   早くから後継者と目されていたのに、正式に後継者として表舞台に登場するまでの期間が長かったのはなぜなのか。キャスターのテリー伊藤の質問に、重村教授は「平壌で囁かれているのは、長男の正男忠誠派と正恩忠誠派との勢力争いがあったからだ」という。新聞情報では、次男の正哲と正恩兄弟が指示し、「正男暗殺」を謀ったといううわさもあるらしい。正恩への権力継承ができた経緯は、「軍と後継者の関係について、後継者は軍の決定を尊重、軍は経済など党の政策を尊重するという合意ができ、後継体制に移ることができた」(重村教授)からだという。

   道半ばだった後継者の教育期間にこんな権力闘争が隠されていたとなると、権力継承には相当の不安定さが残っていると見た方がいい。しばらくは朝鮮半島から目が離せない。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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