2018年 7月 23日 (月)

坊主頭も憎い伊東四朗の白河法皇 岡田将生かすむ凄みに大河の期待

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平清盛(NHK日曜よる8時)>始まりました、松ケンの清盛。去年の「江」は全然おもしろくなくて、最初だけで見るのをやめてしまったけど、今年は期待しているぞ。

   日本史に弱い私は、清盛というと入道姿の悪相しか思い浮かばない。高校の授業で「平家物語」に出てきた清盛は、熱病をわずらい、その高熱たるや、水風呂の水がみんな蒸発してしまうほど。それ以来、清盛のイメージはもうもうと立ちこめる水蒸気の中、すさまじい形相で死んでゆく坊主頭の悪いオジサンというものになってしまった。

愛人殺そうとしたり、孫の天皇の后寝取ったりの非道ぶり

   その第1回、いきなり坊主頭のオジサンが出てきたが、それは清盛ではなく白河法皇(伊東四朗)だった。この法皇は自分の子(後の清盛)を身ごもった白拍子の舞子(吹石一恵)を殺させようとしたり、自分の孫にあたる鳥羽天皇(三上博史)の后・璋子(壇れい)とも関係をもって、璋子が生んだ幼い子を天皇にするため鳥羽天皇を追い落としたりと、まさに悪逆非道。あー、もう何が何だか、頭が痛くなってしまう。支配者がこう乱れていたんじゃ、平安の体制が崩れていくのも当然よね。

   伊東四朗がこの化け物じみた白河法皇を演じて、底光りするような凄みを出している。特殊メイクだという坊主頭は額に走る太い血管まで憎々しい。

   ドラマは平安の世を「源氏物語」などから連想する雅(みやび)な時代としてではなく、貧困や盗賊が横行するリアルな弱肉強食の世界として描く。そのため、平忠盛(中井貴一)ら武士をはじめ、その時代の人々が生身の人間として迫ってくる。

   ただ、最初のシーンに源頼朝(岡田将生)が登場し、その回想として清盛の物語が始まる、という作りはあまりいいとは思えない。また、ナレーションは頼朝つまり岡田がつとめているが、まだちょっとね。回を重ねるにつれて、もっとしっくりくるようになるとは思うけど。

   というわけで、まずは伊東四朗と中井喜一が目立った初回でした。いよいよ来週から松山ケンイチが活躍するのね。そのほかにも山本耕史、アラタ、松田翔太、玉木宏、藤木直人、森田剛などが続々登場するらしい。わくわく。

文   カモノ・ハシ
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