脱獄なんて朝飯前―監視カメラ役立たない間抜け刑務所

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   広島市内の刑務に服役中の中国人受刑者が、11日(2012年1月)に塀を乗り越え脱走した。午前10時半ごろのことというから人の目も多い真っ昼間だ。なぜやすやすと脱走できたのか。

工事中で塀に足場まで「用意」

   脱走したのは李国林受刑者(40)。李は2005年5月、職務質問した警察官に拳銃を発砲し、殺人未遂で懲役23年が確定して服役していた。逮捕も翌月には警察官のすきを見て護送車両を奪って逃走したこともある。

逃走のプロ

   凶悪な犯行歴のある受刑者がなぜ白昼に塀を乗り越えられたのか。刑務所は昨年9月から外塀を工事中で、足場が組まれ、塀に触れるとブザーが鳴る防犯線も取り外されていた。本来なら監視体制を強化しなければならないところだが、98台ある監視カメラをチェックする職員はたった1人で、見落としたという。

   李はそんな盲点をつくように、2.6メートルある内塀を乗り越え、高さ5メートルの外塀も足場を使って乗り越えて外に飛び降りた。作業衣が脱ぎ捨ててあったことから、上下白い下着姿で逃走したとみられる。

98台のカメラを1人でチェック

   弁護士の本村健太郎は「今の時代に刑務所脱走とは…。緊張感が欠けていたとしか思えませんね」とあきれ顔だ。内科医のおおたわ史絵も「98台あるカメラをチェックする職員が1人とはねえ」と話す。

   下着姿で逃走した李は上着を確保しようとするはず。キャスターのテリー伊藤は「警察車両を使って逃げたこともあり、逃走に対してはプロですよ。どんな方法ででも生き延びようとするんで、民家などに立てこもる可能性もある。心配ですよ」。

   たしかに、これがいま一番可能性がある。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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