渋谷109初売りレポート―ヒマダネにしちゃ面白かった客と店員の生態

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「news every」(日本テレビ)2012年1月6日16時53分~

   民放の夕方のニュースは取材力の割に時間が長いので、大抵、新聞でいうところの遊軍による街ネタがあり、B級グルメやスイーツ特集などといって「これのどこがニュースか」と腹立つヒマダネが多い。レポーターが意地汚く大口開けて食い物を頬張るところを夕食時に見せるなと言いたい。もっと国際ニュースを入れるべきだ。
    さて、この日の特集は渋谷の109新春初売りの密着取材だった。工夫の足りない街ネタではあるが、意外に見られたのは、客側と店員側の両方から取材してあり、筆者などは永久に足を踏み入れないギャル街のお客の生態から、今時の親子関係や働く女たちの喜怒哀楽が窺えて面白かったのである。開店の朝7時には客が長蛇の列。
   109には有名ブランドのセシルマクビーもあり無名店キャリオットもある。セシルの方は1,200個もの福袋があっという間に売り切れたが、キャリオットは店員の心配が続く中でようやく21個が捌けた。42歳の会社員父ちゃんは、18歳の娘の買い物に従わされて荷物持ち。父ちゃんはギャル軍団の買い物パワーに、「何がいいのかわからない」と呆然としながら、買った福袋の衣類の中でいらないものを物々交換する娘に付き合わされてじっと待っている。新米店員の19歳の女の子は、客になりたい年頃なのに売ることが「楽しい」と笑顔だ。取材に行ったレポーターも「31,500円買った」と頬を上気させ、これまた同類項。109の青春とでも呼ぶべき情景だった。

(黄蘭)

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