冬場が危ない「入浴中の溺死」交通事故より多い年間1万4000人

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   入浴中の死亡事故は年間で約1万4000人と交通事故より多い。とくに冬場の1月から2月に集中していて、おおくが溺死だ。どういう原因、状況で溺れるのか、松田利仁亜アナが体を張って実験に臨んだ。

3つの入浴危険ゾーン

   実験は血圧の計測から始まった。松田アナの平常時血圧は上が125で下は67。問題のない通常値である。松田は「最初の危険ポイントは脱衣所にありました。室温が11度でけっこう寒い」という。海水パンツ1枚で計測すると血圧は151と86と30ポイント近くも一気にアップしている。

   「これが冬場のヒートショックです。気温が下がると血管が収縮して血圧が上がり、心筋梗塞や脳出血などが起こります」と東京都健康長寿医療センター高橋龍太郎副所長が説明する。42度のお湯に入って8分後の血圧は114と68と今度は急速に低下した。

   高橋医師「この血圧低下が入浴中の溺死の要因なんです。意識が朦朧としたり寝入ってしまう」

   さらに42度のお湯に浸かり続ける松田アナ。15分後の血圧は90と49まで低下してしまった。「徐々に意識がなくなるので、大変危険な状態です。お風呂の中では(他人の目がないので)気付かれにくい」と高橋医師。

   松田「意識はなくならなかったけど、ボーっとして、しばらく動けないくらいでした。いままでのロケで一番きつかった」

   入浴事故の原因には3つの「危険ゾーン」がある。「寒い脱衣室で服を脱ぐとき」「熱い湯に入った直後」「湯船で体が温まってきたころ」だ。

湯温41度以下、掛け湯、長時間入浴厳禁

   入浴事故を防ぐ対策を杏林大学山口芳裕教授がアドバイスする。

「浴室のドアを開けて脱衣室を温める。シャワーの湯気で温める。お湯に入る前に掛け湯をして少しずつ慣らして入る。湯の温度は41度以下にする。長い時間肩まで浸からない。水分補給をしておく―などです」

   キャスターの井ノ原快彦「でも、昔から言われていたよね。じっくりと肩まで浸かりなさいって」

   松田「42度のお湯に10分間入り続けると体温が38・5度に上がって、お風呂内での熱中症のリスクが80%になるという実験結果もあります。熱いお風呂の長湯は禁物です」

   有働由美子キャスターがゲストの島崎和歌子(タレント)に言った。「私たち独り者は41度を守らないとダメね」

(磯G)

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