2024年 4月 26日 (金)

「長崎ストーカー殺人」警察が軽視した危険な公式「DV加害者はエスカレートする」

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   ストーカーがその対象を殺害するといった事件を振り返ると、それはさまざまな段階やシグナルを経て起きているように見え、どこかで防げたのではないかと考えさせられることが多い。

   ストーカー男性が元交際相手の女性の実家を襲撃して、母親と祖母を殺害した「長崎ストーカー殺人」もそうした事件の典型例だろう。番組は「なぜ家族まで~検証・長崎ストーカー殺人~」と題して取り上げた。

誓約書や警告で済ませ、被害届受理せず

   それによれば、長崎県出身の23歳の女性は去年夏頃、千葉県習志野市のマンションで、ネットで知り合った男とマンションで同居するようになった。ところがこの男、同居直後から女性に暴力をふるいだしたため、女性は長崎県の実家に避難。父親は警察に相談した。しかし、警察(おもに習志野署)は男が女性にケガをさせたり、女性宅周辺をうろつくといった事件性のある行動をしていたにも関わらず、誓約書や警告で穏便に済ませ、女性らが出そうとした被害届もすぐに受理しなかった。

   警察がその強大な力を順当に使っていれば、今回の事件は防げたはず――と考えるのはいたって妥当だろう。なぜそうならなかったのか。「事件の深刻さに思いが至っていないということに尽きる」(NHK記者)のだそうだ。

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