永作博美「シングルマザー刑事」虐待・ネグレクト推進ドラマ

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「ダーティ・ママ 第1回~3回」(日本テレビ)2012年1月25日22時~

   変化球の刑事ものを創り出そうとして、この局は鼻が犬並みの「デカワンコ」をヒットさせたが、今度の子連れ女刑事はいただけない。何故なら冷暖房完備というカプセル乳母車であろうが、捜査現場にも赤ちゃんを連れ歩くとは、子育てに対する冒涜以外の何物でもないからだ。この作品のスタッフ(特に女)にはちゃんとわが子を産み育てた人間がいないのか。こんな設定はありえねぇー。
   丸岡高子(永作博美)は通称マルコ―のシングルマザー刑事だ。パンチパーマ風もじゃもじゃ頭にやたらと男言葉を使い、見習い刑事の葵(香里奈)に乳母車の世話をさせて犯人捜査に邁進する。優秀だが嫌われ者、大体こんな子連れを警察が看過するはずがないし、1歳の赤ちゃんは四六時中振動の中にいさされると熟睡できなくて、すぐ熱を出すはずである。そんなことも作り手はわからないのか。
   カリカチュアにしても酷過ぎる設定である。このドラマを見て、無知な若者が、子育てを安易に考え、すぐできちゃった結婚をし、現実に子供が出来ると大変さにギブアップする。虐待やネグレクトの推進ドラマである。童顔に激しい気性、永作博美にはむいている役柄としても、ドラマが3流ならば代表作にはなりえない。香里奈がまた出過ぎ。先クールでは恋愛ドラマにキャリア役で出ていたし、演技力もなくワンパターンの造形しか出来ない女優を、出ずっぱりにさせる作り手の神経が理解できない。見飽きた。

(黄蘭)

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