ちっとも「国際」じゃなかった「福士加代子えこ贔屓」マラソン中継

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「第31回 大阪国際女子マラソン」(フジテレビ)2012年1月29日12時~

   解説者だけがやたらに豪華で(増田明美、有森裕子、高橋尚子ら)、放送の仕方は旧態依然の不満の残る中継だった。相変わらず、思い込みによる依怙贔屓だらけのカメラワークだったからである。
   前回に失速した福士加代子が26キロあたりから徐々に落ち始めたのに、次々に下位走者に抜かれるシーンばかり写す。いくら有名選手でも福士の頼りない走りは素人目にも明らかだったのに、何で彼女を多く撮るのか理解できない。2位になったウクライナのカメラシュミルコなんかほとんど無視され、後でつけたりのように映されただけだった。いやしくもタイトルにもあるように「国際」マラソンなのだから、外国選手にも目配りはしてやるべきだ。
   優勝した重友梨佐は体も大きく走りが安定していた。ロンドンに向けて新しいホープが登場したと大騒ぎだが、筆者は眉に唾をつけてあまり信用しないことにしている。初優勝では初々しくても、陸連に大事にされ始めると変わってしまうからだ。オリンピックの数少ない代表に選ばれながら、ドタキャンした野口みずきのように、マラソン選手は過保護にされ過ぎている。選手時代終末の頃の高橋尚子も、明らかに力量不足だったのに出場して赤っ恥をかいた。
   勝負の世界までタレントか有名芸能人のような選手の扱いが蔓延したのは、フジテレビを始めテレビ界のスポーツイベント視聴率稼ぎが常態化してからである。もっと公平な報道をするべきだ。

(黄蘭)

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