高層ビル「共振現象」防げ!震源から遠く離れても大揺れ

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   東日本大震災では東北に大きな揺れが襲ったが、震源から放れた首都圏でもかなりの揺れを感じたビルが少なくなかった。共振現象だ。キャスターの国谷裕子は「東日本大震災はかつてない揺れの脅威も浮き彫りにしました。震源から遠く離れた地域の高層ビルがグラグラと揺れ、想定外の揺れだったといわれています。なぜ、震源から遠く離れた場所でも強い揺れを感じたのか。その謎に迫ります」と話し始めた。

東日本大震災で大阪のビル「倒れるかと思った」

   紹介されたのは震源から770キロメートル離れた大阪市の高層ビル。大阪市の官公庁などが入居しているが、東日本大震災発生時に数十秒間ほど大きな揺れが続いた。職員の一人は「ビルが倒れるのではと思えるほどの強い揺れだった」と証言する。また、宮城県仙台市にある東北大学青葉山キャンパスでも、10階以上のフロアーで強い揺れが起きた。ゲストの福和伸夫(名古屋大学教授)は「建物と地盤の固有周期が一致することで共振現象を引き起こしたと考えられる」と解説する。

   建物が建っている地盤には固い地盤と軟らかい地盤があり、軟らかい地盤で共振現象が起こりやすい。大阪では30か所、名古屋は20か所の高層ビルについて、「今後起こりうる巨大地震によって、大阪や名古屋などの高層ビルでも建物と地盤が共振し被害が出る可能性があります」(福和教授)と言う。

地盤調査してバネ設置で耐震

   国谷「共振現象を防ぐ手立てはあるのでしょうか」

   共振現象によって、同じ敷地にありながら特定の建物だけに被害が出たりするが、建物の基礎にバネのような装置を設置し、振動を吸収することで防ぐことはできる。しかし、既存のビルにこれを導入しようとすると、高額な費用がかかるため、なかなか設置は進まない。

   福和教授「新しいビルを建設するときは、地盤調査をしっかりすること。また、既存のビルは設備改修の際に耐震構造も含めて計画すべきです」

   質問は「それが進まないからどうしたらいいのか」ということだったんだけどなあ。地震や耐震の専門学者は、いまだに「3・11以前」ののんびり頭のままだ。

ナオジン

NHKクローズアップ現代(2012年月日放送「建物に潜む未知の揺れ~『地盤との共振』の脅威~」

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