パートの厚生年金改革トクか損か?「週20時間勤務」に条件緩和

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   国会で論議されている年金問題で、小林孝司アナが「ここの中で主婦に関わる改革が取り上げられそうです。それは厚生年金の適用拡大で、パートで働いている人の加入条件を週30時間から20時間に引き下げようというものです」と説明する。この改革の対象者は370万人、条件緩和でどれだけ得になるのか。

国民年金より「掛け金減、受給額増」のこんなケースも

   都内在住の田中良子さん(仮名・38歳)は非正規社員(パート社員)で会社からの給与は月8万円。勤務は1日5時間で週4日、合計20時間だ。この条件では年金は国民年金しか入れない。

   「20時間でも、条件が緩和されれば厚生年金に加入できて、その後にお得になります」と小林アナは言う。どういうことか。田中さんの国民年金の月の支払いは1万5020円。今後40年間払い続けて、65歳からの受給額は月々6万5742円だ。

   一方、厚生年金に加入すると支払額は月1万6000円と1000円アップするが、厚生年金の保険料の半額は会社負担になるので、田中さんの負担は月々8000円に減額される。しかも、この厚生年金に20年加入した場合、月々の受取額が1万700円増額される。田中さんは期待を込めて言う。

「まだ法案が通ってないですが、絶対に通ってほしいです」

   ただ、「厚生年金の適用拡大」法案はパートを多く抱える業界から反対の声も強い。パート社員60人を抱える会社社長は言う。

「これ以上の年金負担は死活問題です。こうなれば倍の人を雇って20時間以内の勤務体系で回すしかないです」

   スタジオではその他の年金に関する質問に、社会保険労務士の諸星裕美氏が答えた。「夫と離婚したらどうなるか」については、「平成20年4月から御主人の厚生年金を分割する制度になっていますので、受け取ることができます」。夫が死亡した場合は「厚生年金の4分の3が遺族厚生年金で支払われます。国民年金ならば寡婦年金として4分の3が出ます」

   番組で気になった点がひとつ。出演者がしばしば「年金をいただける」と口にしたことだ。年金はお上の施しではないだろうに…。

(磯G)

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