「斉藤由貴」歳とったねえ…木村祐一と中年コンビ「楽しめない絵づら」

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「警察医・秋月桂の検死ファイル」(フジテレビ)2012年2月10日21時~

   斎藤由貴が歳をとった! お目目くりくりの可憐な「はね駒」だった彼女が草臥れた中年女になった。女優は辛い商売だ。彼女のような可愛い系は歳を取るのが難しい。頬が垂れ気味でお世辞にもあの綺麗だった由貴ちゃんとは呼べない。コンビを組む警部補の滝沢がお笑いの木村祐一で、これまたルックス的にはイマイチの人。リアリティを出すためかもしれないが、余り楽しめない絵づらである。
   秋月桂(斎藤由貴)は海外に行っている夫の父と同居していて、義父が担当していた警察医の後を継ぐ新米医である。普段は患者を診ているが、依頼があれば検死に飛んでゆく。今回はホームレスの男と大学教授の2人の検死に立ち会い、初めは何の関連も認められなかったが、桂は、死体がいずれも赤い発疹と酷い口内炎を患っているのを見て、事件に共通点があるのではないかと疑う。結局、隠れた治験薬の副作用であったことがわかるのだが。
   話そのものはB級サスペンスの王道をゆく謎解き物としてまあまあの出来だが、いつも筆者が不満なのは、途中で展開が読めてしまうこと。このドラマでは、介護人(高岡早紀)が曰くありげだったし、高岡はよく悪女も演じるので、別の複雑な伏線があるのかと思ったらハズレだった。読み通りで面白くも何ともない。制作発表の記者会見もやり局として力を入れているのであれば、脚本をもっと練らねば凡庸で終わる。ロケ場所の風景だけでは努力が足りない。

(黄蘭)

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