野田政権「解散シナリオ描けぬまま野垂れ死に辞任」

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   閣議決定した増税大綱を受けて野田内閣の閣僚たちが、国民の理解を得ようと18日(2012年2月)、「明日の安心」と題した市民との対話集会をスタートさせた。しかし、増税一点張りに市民から反発の声が噴出。たしかに、「社会保障と税の一体改革」といいながら、読むと増税は明確に打ち出してあるのに対し、社会保障は「検討」とか「強化」の文言ばかり。身を切る話にいたっては自公案を丸呑みした公務員給与の引き下げだけで、まさに『増税大綱』の印象だ。

増税説得の国民対話集会は定員割れ

   対話集会は全国4か所で行われたが、これで国民の理解を得ようとは虫がいい。川端達男総務相が出張った富山市の対話集会は市民参加者15人を予定していたが、8人しか集まらず急きょ県が集めて15人にした。それでも市民からは、「誠意をもって丁寧に説明されてきたとは思えない」「増税の使途が分かりづらく不明だし矛盾している」と批判が噴出した。集会は1時間半と限られ、市民の発言が1人数分ということに「対話集会という感じがしない」という声が上がったのも当然だった。

どうなります?

   小宮山洋子厚労省が出席した長崎市の対話集会では、山田正彦前農水相が市民側に立っての参加なのか、増税反対の持論を展開する始末。小宮山が苦笑しながら「党内にはいろいろ議論もありますけど…」と遮る一幕もあった。

   増税を巡る党内亀裂は18日に鹿児島で行われた会合でも目立った。小沢一郎元代表が声を荒げてこんな発言をした。「今日の政治で最も欠けているものは、正しいことをどこまでも貫く、みなさんと約束したことをどこまでも全力で頑張る、そういう政治家が少なくなったことです」

不退転の決意で「伝家の宝刀」抜いたら竹光だった

   司会のみのもんたが「総理は『不退転の決意で』と言っていますが、どうなりますか」と、コメンテーターの柿崎明二(共同通信編集委員)に聞いた。

「ダメでしょうね。3月末までに法案を提出しても、成立のシナリオは描けないし暗い。解散と言っても抜いた刀が竹光では威嚇にならない。野垂れ死にの形での解散は野党を喜ばせるだけで、政権内部から反発が出るので、辞任かも…」

   「明日の安心」を説く野田政権の裏側を覗くと、自ら突進していった「明日の野垂れ死に」の姿が……

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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