「天皇手術医師団」東大組と民間アウェー対照的でいい眺めだった男たちの顔

印刷

「天皇の冠動脈バイパス手術に関する医師団の記者会見ニュース」(NHK)2012年2月18日

   不謹慎を承知で言うと、先日の母を亡くした直後の浅田真央の、健気な競技姿を見た時と、今回の天皇の手術が無事に終わった医師団会見を見た時と、この2回が、善良な日本国民一般の「ほっ」とした瞬間だったのではなかろうか。必ずしも右翼的思想の持ち主でなくても。いくら成功率が高いと聞かされても、大きなハラキリ手術などしたことのない人間としては、胸をぶった切って骨まで切って、心臓を取り出しての手術なんか想像するだに恐ろしいのだ。
   医師団の会見姿がまた興味津々。左の3人、東大側は恐らく理Ⅲ(大昔は理Ⅱという試験コースから医学部に進学したが、今は医者になるには理Ⅲ)の強者ぞろい。世に言う偏差値がトップ、下手すりゃ偏差値80以上の「天才と〇〇〇〇は紙一重」の世界の猛烈秀才の人たちである。加えて、一部週刊誌に某宗教団体の幹部と叩かれたが、人品骨柄典雅な語り口の小野稔心臓外科教授、永井良三循環器診療科長らはみんな出世競争の勝ち組である。出世組だが彼らは決してガツガツせず、おっとりタイプの紳士揃いに見えるのだ。
   彼らに比べ、「アウェーに馴れている」と洒落たことを言った順天堂大の天野篤心臓血管外科教授は、やはり民間病院からの叩き上げだけに、抜け目がなくて闘争心がチラチラ、のし上がってきた者の向うっ気と迫力があり、対照的だった。50歳を越えた男の顏を久しぶりにつらつら見た。無事終了も慶賀だが、いい眺めであった。

(黄蘭)

採点:1.5
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

注目情報PR
追悼
シニアの健康ライフ
Slownetからのおすすめ記事(提携)

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中