秘密ファイルで歴代大統領牛耳ったFBI長官「ブラフと陰謀の生涯」

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(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
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J・エドガー>FBIの初代長官で、50年もの間その頂点に君臨したジョン・エドガー・フーバー(通称J・エドガー)は、8人の歴代アメリカ大統領に恐れられていた。ルーズベルトは彼に逆らえず、J・F・ケネディは彼の支配下に、ニクソンにとっては最も邪魔な存在になっていた。その圧倒的な権力で国家をも動かしていた彼の生涯に迫る。主演のJ・エドガー役はレオナルド・ディカプリオ、監督は「ヒア・アフター」のクリント・イーストウッドが担当した。

20~70代まで見事に演じたディカプリオ

   目的のためならどんな手段でも使うという冷酷な男、J・エドガーとはいったいどんな人物だったのか。物語はエドガーが70代の頃から始まり、まだFBIという組織がなかった20代の頃の映像と交互に描かれる。過去と現代を行き来しながら進む物語は、分かりやすいしテンポもよいが、2時間半に及ぶこの繰り返しは、少々盛り上がりに欠けていて残念でもある。

   レオナルド・ディカプリオは特殊メイクと高い演技力で、20代から70代までのエドガーをこなす。違和感はまったくない。それぞれの年代のエドガーを見事に演じきっていて、アカデミー賞主演男優賞にノミネートすらされなかったのが意外である。

弱みを握り支配下に置いて保身

   エドガーは相手の弱みを握ると、それを利用して自分の支配下に置き保身を図る。次第に誰も信用しなくなり、いつしか自分のしていることにさえ疑問を抱く。そんな彼が唯一愛していたのが、ジュディ・デンチ演じる母親のアニーと、彼の理解者で、長きにわたるパートナーとなるアーミー・ハマー演じるトルソン。この2人のキーパーソンによって、エドガーという人間の心の奥が浮き彫りになれる。

   国家のあらゆる秘密が記された極秘ファイルがエドガーの「権力の源泉」だが、映画ではその中身が明らかにされる。

おススメ度☆☆☆

PEKO

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