2018年 7月 22日 (日)

汚いボサボサ頭に手洗わぬ「向井理レストラン」客来るわけない

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「ハングリー! 第7回」(フジテレビ)2012年2月21日22時~

   「ゲゲゲ」や「江」の向井理人気にあやかった動機が不純なドラマだから、視聴率はそこそこでも、脚本も演出も見るべきところなしの駄作である。こんなドラマは時間の無駄以外の何物でもない。
   そもそも開店直後のレストランのくせに、元バンドマンたちはきったないシャツ姿のままで店にも出るし、手を洗っているシーンも見たことがない。シェフが帽子を被るのはカッコをつけているのではなく、髪の毛が料理に落ちるのを防ぐ意味もあるのに、スタッフたちは汚いぼさぼさ頭だらけである。誰がこんな店に来るものか。
   バンドマンだった山手英介(向井理)が、フレンチの優秀なシェフだった亡母の後をついで仲間とレストランを開業し、悪戦苦闘する話だ。ライバルには敏腕実業家の麻生時男(稲垣吾郎)がいて、何かといじわるをされる。英介には彼女(国仲涼子)もいるが、女子大生の千絵(瀧本美織)は丸ごと英介の心酔者だ。
   第7回では英介が色々と美しい試作料理を作って仲間に試食させる場面があったが、英介に引きずられてレストラン開業に同意し、ここに加わっているはずなのに、彼らには熱意も誠意も探究心も感じられずプーたれているだけである。英介の料理人天才ぶりを際立たせる意図としても凡庸なやり方で、つまらない。近頃、悪役に活路を見出した稲垣吾郎の冷えた存在感が辛うじて様になっている。ミシュランを捩った覆面調査員もあんなにバレバレでは噴飯ものだ。

(黄蘭)

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