キムタク「同学年」もどきの自分探し―31歳TVディレクター甘ったれるな!

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「リアル×ワールド 31歳の地図 テレビを辞めていいですか?」(日本テレビ)2012年2月25日15時~

   休みなしお金なし彼女なしヒット番組なし―31歳の番組ディレクターがテレビを辞めて家業を継ぐかどうかの迷いのなかで、同じ年代の人たちに話を聞くドキュメンタリー番組である。人生のターニングポイント30~31歳の人たちが何を考えているのか、インタビューしながらあわよくば自分の悩みを解決したいという趣旨のようだ。
   メイクアップアーティスト、タクシー運転手、家業の銭湯を継いだ男性、一度は引退したものの30歳で復帰したAV女優、プロボクサー、芸人……。ディレクター自らがインタビューするのだが、時間的な制約もあるのだろう、1人に丸1日かけて話を聞き、1番いい部分を抽出したというよりは、短い時間でただ聞き回ったという印象だ。かつて「SMAP×SMAP」で木村拓哉が28歳の時、自分と同じ学年の人とさしで話をする「同学年」という特番があったが、内容はあちらのほうがまだ内容があったように思う。
   唯一よかったのは、両親に「家業を継ぎたい」と打ち明ける場面。「親が可哀相だという同情で継ぐというなら逆に迷惑だ」と言い放ち、「1回しかない人生、自分の人生を歩いてほしい」という母親の叱咤激励の言葉にホロリとさせられた。
   31歳の自分探し。甘い。甘すぎる。どうせなら「休みなし お金なし」制作会社ディレクターの実態を赤裸々に見せたほうが見応えある作品になったように思う。

(白蘭)

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