2024年 4月 24日 (水)

国内格安航空いよいよ就航―関空~福岡3780円

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   格安航空会社(LCC)の先陣を切ってピーチ・アビエーション(本社・大阪)があす3月1日(2012年)から関西空港―福岡・札幌の2路線でスタートする。

   利用者にとっては朗報だが、さてどこまで新しい足として利用されるか。「欧米では今やゲタ代わり」と「朝ズバッ!」は言うのだが、ゲタなんていまどきピンとこないよなあ。

夏までにさらに2社参入

   今年がLCC元年といわれるのは、国内線であと2社が参入する予定だからだ。JALの出資する「ジェットスター・ジャパン」が7月、ピーチ・アビエーションとANAの出資する「エアアジア・ジャパン」が8月に成田を拠点に就航する。

そういう時代

   さて、どんな競争が展開されるのか。ピーチ・アビエーションの価格は関空から福岡まで3780円~1万1780円と客の込み具合で幅があるが、同じ路線のANAの2万1900円に比べざっと1万円~1万8000円安い。新大阪・博多間の新幹線1万4690円(のぞみ指定席)に比べても格安だ。

   世界のLCC普及ははるかに進んでいる。LCC座席シェアは2001年に7.8%だったのが、11年には24.3%と4倍になった。航空経営研究所の専門家は今後の競争をこう分析する。

   「世界的に見ても、新規参入のLCCが既存航空会社と同じ路線で競合する時代になっています。LCCが力を発揮できるのは短距離路線で、日本でも5年後には2割、10年後には欧米のように3割から3・5割になる。成田に行くと8000円で、羽田だと2万円なら、価格に敏感な客は成田に行くだろう。運賃はある程度下げざるを得なくなる」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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