テレ東がんばる!あの日の被災新聞社-渡部篤郎の報道部長カッコいい

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「明日をあきらめない・・・がれきの中の新聞社 河北新報のいちばん長い日」(テレビ東京)2012年3月4日19時54分~

   東日本大震災1年を巡って、数あるドキュメンタリーやドラマの中で、要チェックと思えた筆頭のドラマが当作品だった。理由は当然、東北地方紙の勇たる河北新報社の記者が、実際に体験した事実に基づいて書いたノンフィクション「河北新報のいちばん長い日」のドラマ化であったからである。1つ1つのエピソードにリアリティがあり、最後には主人公たちの本物も登場した。
   2011年3月11日の午後2時過ぎ、河北新報社の報道部長、武田真一(渡部篤郎)はひと仕事終わってホッとしていた。その時、突然、震度7が襲った。停電でシステムが動かない。販売店とも電話が通じない。だが、今こそ、何としてでも通信社の送稿ものでない自分たちの記事を送り届けようと記者たちの悪戦苦闘が始まる。
   物語の骨子は武田の部下である丹野綾子(小池栄子)らが津波後の沿岸部に入り、女の子を亡くして泣き叫ぶ若い父親ら、悲惨な住民の有様を取材して帰ったが、あまりの衝撃でパソコンが打てない。その時、武田は「自分たちが感じたまま、見たままを書こう」と励ます記者魂が描かれるのだ。特大活字がおどる実際の紙面も出た。
   いつもは癖のある役で存在感を出す渡部が、ピシッと背広に7・3分けのヘアーで決めて管理職を演じていたので珍しかったが、これもカッコよかった。他に、仕事が命だった販売店店主の残された妻(斎藤由貴)や息子たちの挿話も胸を打った。テレ東がんばる!

(黄蘭)

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