「株価1万円台・円安」景気は上向き始めたのか!?不安材料目白押し

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   久しぶりの株高円安。「けさ単」コーナーで、景気のいい時代は知らないという井上貴博アナが「これで景気は本当に上向くのか」と熱弁をふるった。

   東証の日経平均株価は14日(2012年3月)の終値で、前日比151円44銭高い1万50円52銭をつけ、8か月ぶりに1万円の大台に乗せた。円相場も1ドル=83円23~24銭と11か月ぶりの円安ドル高水準になった。

   この株高円安の背景にあるのは、失業率や雇用の改善で、米国の株価がリーマンショック前の水準まで回復したことがある。国内では日銀が1%のインフレ目標設定に加え、13日には成長分野への貸し出しを支援する制度を2年延長し、金額も2兆円増やして5兆5000億円に拡大するなどが好感されている。

原油輸入高で物価上昇、欧州通貨危機再燃

   では、手放しで喜んでいいのか。「けさ単」コーナーの結論は不安材料が目白押しだという。元日銀マンでコメンテーターの池田健三郎は「政府が何もやらないから日銀が変わりにやっており、喜んでばかりはいられない。円安で輸入価格が上昇すれば、消費が伸びないなかで物価高が起きる可能性がある」と指摘する。

   とくに、イランの核開発問題による原油高状態に円安が加われば、ガソリンなどのさらなる値上がりは避けられない。さらに、抜本的に解決されたわけではない欧州の金融不安がある。第一生命経済研究所の永濱利廣主席エコノミストは「ギリシャ危機は回避できたが、ポルトガルの財政危機など火種はくすぶっており、再び世界的な金融不安に陥る可能性がある」という。

   結局、円安による輸入価格の上昇で物価が上がり、そこへ消費税増税となれば、消費のさらなる減退で行きつく先が目に浮かんでくる。

文   モンブラン
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