この前日の25日、阪神タイガースがマリナーズに快勝した試合も見たが、今回も日本側の大勝利であった。しかも、先発登板が怪しくなっている岩隈久志がアメリカ方のピッチャーで、日本方のピッチャーはソフトバンクから移籍してきたホールトンに、前からいるゴンザレス、日米があべこべピッチャーでややこしい。その岩隈がめっちゃ打たれ、ボコボコにされて先発テストはお陀仏だ!
解説は桑田真澄、立浪和義、長谷川滋利らで、みんな一家言ある経験者ばかりなので物凄く聞きごたえがあった。例えば、大リーグではフォークを投げようと思っても、キャッチャーはど真ん中のストライクゾーンに構えるから、ワンバウンドしそうな落差の大きいフォークは投げにくくなる。下の方に構えてくれないのだそうだ。
また、日本のようにキャッチャーが配球を色々出すのではないので、究極のところピッチャーが自分で考えて、打者の弱点を把握して選球しなければならないからデータを自分で記憶しておく必要がある。キャッチャーとのコミュニケーションが言語の問題で十分にできないと、結果は袋叩きだ。なるほど、岩隈もそれだなと納得がいった。アナウンサーはズタズタのマリナーズ側について褒める場面がなかったので、イチローのレーザービームのシーンと、川崎の張り切りボーイぶりを盛んにヨイショしていたが、はっきり言ってマリナーズには見るべきものはなかった。巨人大喜びの大勝利。
(黄蘭)
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