2024年 4月 16日 (火)

マンションも電気料金値上げ―騙されちゃいけない!契約にこんな裏

   4月1日(2012年)から東京電力が大口契約者の電気料金を値上げし、大混乱が起きている。企業も行政も反発・拒否するなかで、東電ははさらに開き直った。「新しい料金に賛同頂けないなら、電気を届けることは難しい」と言うのだ。

   井ノ原快彦キャスターも「よくぞここまでやってくれますね」とあきれ顔だ。黒田信哉アナが引き取って説明する。「今回の値上げ17%は大口契約者が対象ですが、この中にはマンションの共有部分の廊下の蛍光灯やエレベータなど生活に直結した使用料も含まれています」

調べてみたら「4月1日からじゃなかった…」

   神奈川県・横浜市の370世帯(870人)が住むマンションには、今年2月に値上げの通知が届いた。理事長の谷口仁宏さんは「年間で60万円以上の負担増です」と頭を抱える。しかし、このマンションの契約を見ると、6月22日から1年とある。東電に問い合わせると、「いとも簡単に(4月1日からでなく)『延ばしましょう』と言われてさらに調べたら、今年1月に変電設備の増設で更新契約が見つかって、値上げは来年の1月まで繰り延べされました」(谷口理事長)と言う。問い合わせしたり気が付かなければ、そのまま値上げを前倒しで押しつけられるところだった。

   このマンションは来年1月以降の値上げに対抗して、電力一括購入サービス(各家庭の電気代と大口契約の料金をまとめて30%割安にする)を東電と交渉する予定だ。ちなみに、4月以降の契約日という利用者は全体の75%にもなる。

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