福島原発事故から1か月―いよいよ広がり始めた風評と過剰反応

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<1年前のワイドショー通信簿>福島原発事故から1か月ほどたって、世の中は風評や買いだめでかえってパニックが広がっていた。茨城沖のコウナゴから高い数値の放射性セシウムが検出されたと報じられると、あちこちの漁港で茨城や千葉の漁船の水揚げが拒否されたり、福島産・茨城産というだけで農作物が売れなくなった。スーパーではミネラルウォーターが買いだめで消えた。政府や東京電力は都合の悪いことや汚染の実態を隠しているのではないかという疑心暗鬼からだ。

   ワイドショーも「福島県飯舘村『避難すべき』(IAEA)か『大丈夫』(保安院)か」(日本テレビ系「スッキリ!!」)、「低汚染水放流―『低レベル』ってどの程度?数字出さない不審」(TBS系「朝ズバッ!」)と伝えた。国際機関などが危ないと警告しても、日本の当局・東電は「大丈夫」を繰り返し、その根拠となるデーターを公開しないため、いよいよ不安や風評は広がっていった。

   不評被害は海外にも及び、「香港の日本料理店『食材の放射能検査』」(フジテレビ系「とくダネ!」)、「アメリカの寿司屋も客減少!北米産ネタなのに…」(テレビ朝日系「モーニングバード」)と、検査済みのものを輸出・販売しても信用されなくなってしまった。1年後に振り返れば、風評被害や過剰反応を引き起こした政府や東電の情報隠しは、実はこんなものではなかったことが明らかになってきた。(テレビウォッチ編集部

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