2024年 4月 19日 (金)

北朝鮮ミサイル発射!番組出鼻の速報に朝ワイド八つ当たり

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   <今週のワイドショー通信簿>12日の木曜日(2012年4月)以降に衛星と称するミサイルを打ち上げると北朝鮮が発表し、それも発射時間は午前7時から正午としていたことから、朝のワイドショーは週初めから準備して「警戒態勢」に入っていた。ミサイルが上空を通過して破片が落ちてくるかもしれないと心配された沖縄・石垣島に月曜からレポーターを送り込み、「北朝鮮ミサイル落下『逃げろと言われてどこに逃げるの?』」(TBS系「朝ズバッ!」)、「北朝鮮『人工衛星』猛毒ロケット燃料―やけどや失明」(テレビ朝日系「モーニングバード」)と、現地から伝えていた。

   いよいよ12日になって待ち構えたが、この日は発射なし。14日か15日じゃないかという憶測が流れ始め、ちょっと気の緩んだ13日金曜日の朝8時過ぎ、韓国からに速報に不意打ちを食らった。準備はしてきたとはいうものの、「朝ズバッ!」をのぞけば朝ワイドのスタート直後、しかも日本政府から発射確認がとれないことが混乱に輪をかけた。「北朝鮮ミサイル『きょう明日にも…』と伝えた直後に発射速報」(「朝ズバッ!」)というタイミングの悪さだった。

   制作スタッフの段取りでは、番組中に発射が発表され、それを受けて平壌のプレスセンター、首相官邸、防衛省、石垣島を中継で結び、スタジオの専門家やコメンテーターが話すということだったのだろう。ところが、政府はいっこうに「発射確認」ができず、平壌は沈黙、石垣島に警報も流れなかった。情報確認・遅れにイラついた朝ワイドは、「『北朝鮮ミサイル』3・11繰り返し―政府混乱・情報出し渋り」(日本テレビ系「スッキリ!!」)、「日本の警戒システム沈黙!北朝鮮の失敗笑えないトラブル」(モーニングバード)、「『J-ALERT』役立たず!本番で音なし―発射から1分で警報のはずが…」(フジテレビ系「とくダネ!)と、なにやら八つ当たり気味の番組進行になっていった。(テレビウォッチ編集部

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