身を切る改革またウソ!議員宿舎家賃下げ「赤坂の築5年」8万4000円に…

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   「なぜ、国民感情を逆なでするようなことをするのでしょうか」。司会のみのもんたがあきれたようにいう。東京・赤坂の衆議院の議員宿舎の家賃値下げ問題である。消費税増税のまえに「身を切る改革」が求められているのに、身を切るどころか、さらに優遇するものだ。「不連続シリーズ これでいいのかニッポン」のコーナーで取り上げた。

周辺賃貸マンションは「月家賃42万円」

「東京都内で3LDKの物件。築年数がたったので8000円値下げし、家賃が8万4000円になりました。さて、東京のどこで、築何年の物件でしょうか」
逆なで

   街ゆく人にこんな質問をする。

   「23区内には、そんなところないんじゃないですか」「築40数年とか?」と、大抵はそんな答えだ。正解は「赤坂」で「築5年」と聞くと、「えっ、赤坂? ぼろい?」「いわく付きと思ってしまう」。実はマンションではない、衆議院の赤坂議員宿舎の話だと打ち明けると、「あ、そう」「もはや憤りも感じないよね」となる。

   取材キャスターの奥平邦彦が現地を訪れ報告する。築5年が経過したため、この春から家賃約9万2000円が約8万4000円に値下げされた。地上28階、地下2階、赤坂駅から徒歩5分、82平方メートル、3LDK。ソファー、テーブルなど必要な家具は備え付き。24時間完全セキュリティーシステム。6年前の建築中にも豪華すぎると批判が出ていた。2007年の入居開始時は議員も二の足を踏んだのか、入居者は2割しかいなかったが、いまは300戸のうち空室は3戸のみ。

   築5年とはいえ、まだまだ外観も室内もきれいなものだ。不動産鑑定士によると、一般のマンションなら、分譲だと1億1000万円、賃貸だと42万円くらいだという。

衆院事務局「古くなってきたので…」

   なぜ、値下げする必要があるのか。衆議院の事務局に聞くと、「国家公務員宿舎法に準じて、経年劣化を踏まえて築後5年ごとに値下げしている」との回答。みんなの党の幹事長・江田憲司は「本来そんなことをする必要はない。議員運営委員会で決めれば済む話。臨機応変に考えて国会議員が決めればいい」と今回の値下げを批判する。

   いまどき、議員宿舎の家賃を下げたりすれば、ひんしゅくを買うのは当たり前だ。それが消費税増税にどのような影響をもたらすのか、これもわかりきったことなのに、平気でやってしまう。なかなか理解できない神経だ。

文   一ツ石 | 似顔絵 池田マコト
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