2024年 4月 20日 (土)

下河辺和彦・東電新会長「弁護士仲間で仙谷お気に入り」

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   東京電力の次期会長がようやく決まった。野田首相は昨日19日(2012年4月)、政府の原子力損害賠償支援機構の下河辺和彦運営委員長(64)に東京電力会長を引き受けてくれるよう要請し、下河辺はこれを受諾した。

経済人に次々断られて「最後の頼み」

   司会のみのもんたが「当初、政府は3月中には会長人事を決めるといっていたのに、何でこんなに遅れたのでしょう」とコメンテーターの与良正男(毎日新聞論説委員)に聞く。

なんで遅れたの?
「元経団連会長の奥田氏など大物財界人の名前が何人も上がった。しかし、そのたびごとに消えていった。また政権交代などがあって、いつはしごを外されるか分からないという不安があったからです」

   尾崎弘之(東京工科大学教授)「日本郵政の西川さんの例もある。郵政民営化を掲げながら、民主党がやったのはまったく逆なこと。経済界には民主党への根強い不信があるのでしょう」

   下河辺は倒産した信販大手ライフの立て直しに関わるなど、企業再生のベテランという評価は高い。仙谷由人・民主党政調会長代行とは弁護士仲間で、今回の起用も「仙谷人事」と見られている。

   

評価された「リストラ屋さん」

   吉川美代子(TBS解説員)は「(企業再生のベテランでも)企業経営の経験のない人が、マンモス企業東電の経営ができるものなのか」と訝ると、与良が「下河辺氏はリストラ屋さんだからね。そこが評価されたのでしょう」と苦笑い。「民主党内には1年間の暫定会長だという声もあるが、そんな姿勢では東電再生はできない」と語った。

   みの「東電は福島第1原発の1号機から4号機までは廃止したが、中に残っている燃料棒をどう取り出すのか、取り出したものをどう処理するのか、壊してお終いというわけにはいかない」

 

   東京電力は来週中にも公的資金による資本注入を受けるための特別事業計画を決定する。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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