天海祐希が勿体ない…ショボくて田舎臭い主婦コーラスあまりにミスマッチ

印刷

「カエルの王女さま 第1回~2回」(フジテレビ)2012年4月19日22時~

   宝塚歌劇団の10年に1人と讃えられたトップスターであり、理想の上司にも選ばれている天海祐希に、ブロードウェー帰りの美女歌手の役をやらせたら面白いだろうと考えた作り手の気持ちはわかる。事実、夢想の場面で天海(倉坂澪)が気持ちよさそうに歌い踊る姿は中々きまっている。しかし、どうにも物語がショボいのだ。
   由芽市という東京近郊らしい田舎町の立派な音楽堂が、合併により取り壊されてゴミ処理場にされそうなのを阻止するために、恩師の香奈絵(久野綾希子)から、帰国して合唱団シャンソンズの復活指導をしてくれと頼まれたのが澪である。ブロードウェーでは契約解除されたのにプライドだけ高い澪は、団員をしごきにかかる。
   このメンバーがダサくて下手なのばかりで、しかも伝統的な女性コーラスに固執する井坂忠子(石田ゆり子・市長の娘)と対立しまくり、桜祭りで歌うシーンは、言っちゃ悪いが侘しいことこの上ない。やがて、歌自慢らが加わって、あっといわせるショーが成就するのだろうが、如何せん物語にワクワク感もないし、展開も読めるし、コメディでもなくシリアスでもなく、ひたすらつまらないのだ。
   天海の歌と踊りを生かすドラマなら、もっと都会的で洒脱なシチュエーションに立たせて、ウッディ・アレンのコメディのような、お笑いだがソフィスティケートされた知的な話でなければ勿体ない。天海祐希とダサい主婦コーラスは水と油のミスマッチである。

(黄蘭)

採点:0
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

注目情報PR
追悼
シニアの健康ライフ
Slownetからのおすすめ記事(提携)

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中