武井咲 体売る美少女似合う―小娘なのに不思議な「暗い情念」

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「Wの悲劇 第1回」(テレビ朝日)2012年4月26日21時~

   大昔、夏樹静子の「Wの悲劇」を読んだ記憶がある。時代を現在に変更したので携帯電話が重要なツールで出てくる。話が進むにつれて、大丈夫かなと心配だ、携帯なんか使って。ま、それはともかく、売出し中の美人少女・武井咲が1人2役に挑戦している。
   大財閥和辻家の和辻摩子(武井咲)はお嬢様生活に倦んでいる。一方、彼女と瓜二つの美少女・倉沢さつきは場末のショウパブ「マスカレード」に掃除婦として雇われている極貧のアルバイトで、ある日、体を売った男が殺されて、刑事の弓坂(桐谷健太)らに追われる羽目になる。支払った部屋代の紙幣から殺された男の指紋が検出されたのだ。だが、謎の電話の主(実は瓜二つの摩子)がさつきの完璧なアリバイを提供してくれたお蔭で釈放される。
   その後、2人は互いに相手と入れ替わり、別の人生を歩み始めるのが第1回の内容だ。ショウパブのママ(松下由樹)は小説家志望で、このドラマの語り部でもある。さつきにはオーラがあるのでダンサーになれと勧めるが、本物のさつきは子供の頃の怪我で腕が肩以上に上がらない。入れ替わった摩子には怪我がないのでバレるか。
   キラキラと大きな目の武井は、お嬢様役よりも捻ねたさつき役の方が存在感があり、わずか17、8の小娘なのに暗い情念を感じさせる。福田沙紀とか剛力彩芽とか、今旬な若いタレントたちを脇に配し、脚本はベテランの寺田敏雄、歌は平井堅、総力戦だナ、テレ朝。

(黄蘭)

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