宮部みゆき三昧―TBS系「月曜ゴールデン」4話4週連続

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   宮部みゆき作品の映画化・ドラマ化は難しい。まったく関連なさそうな人物や事件がバラバラに登場して、それが次第に重なり合い捻れあって仰天の事実が次第に浮かび上がり、しかしそれでも真実ではなくて、さらに二転三転、最後に大どんでん返しという展開が持ち味だからだ。これを映像で描こうとすると、ストーリーをかなり単純化しなければならず、それでは宮部ワールドの魅力は半減してしまう。

   あえて、その宮部ワールドに挑戦しようというのがTBS系「月曜ゴールデン」(よる9時)だ。5月7日から4週連続で宮部の小説のドラマ化を放送する。第1夜の「理由」は大林宣彦監督が映画化している名作で、あるマンションで発見された4人の死体の身元を捜査していくと、住民と思われたがそうでなかったり、まったくの別人だったり…。登場する人物がみな「もう一つの顔」を持っているという現代社会の無気味さが浮き彫りになっていく。出演者も寺尾聰、速水もこみち、吹石一恵、江波杏子、平田満と豪華だ。

WOWOWドラマ「長い長い殺人」も地上波初放送

   5月14日の第2夜は「スナーク狩り」。怪物のスナークを追い続ける狩人は、いつしか自分も殺意だけに支配される怪物になっているというヨーロッパの伝説をモチーフにしたサスペンスだ.妻子を惨殺した犯人が無罪となり、復讐に燃える男は怪物となって殺害計画を練る。完璧に成し遂げてはずだったが…。出演は伊藤淳史、田中麗奈ら。

   5月21日の第3夜は「長い長い殺人」。事件に巻き込まれた10人の財布から、登場人物の人間関係や事件の真相が明かされていくという面白い構成のミステリーだ。車にひかれた後さらに頭部を殴られた男の死体が発見され、かけられていた3億円の保険の受取人が浮気性の妻になっていたことから、マスコミは大騒ぎするが、妻や愛人には完璧なアリバイがあった。2007年にWOWOWでドラマ化され、その地上波初公開。出演は長塚京三、仲村トオル、大森南朋、谷原章介ら。

   5月27日の第4夜は「レベル7」。ある朝、ベッドで目を覚ますと、男も女も記憶を失っていた。ただ、腕に「レベル7」と彫られている。同じころ、老婆が「レベル7までいったら戻れない」と謎の言葉を残して失踪していた。やがて2つは交錯して…。いったい「レベル7」とはなんなのか。出演は玉木宏、杏、瀧本美織ら。(テレビウォッチ編集部

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