2018年 7月 23日 (月)

北アルプス遭難報道―テレビなぜ言わぬ!?「自業自得」「自己責任」

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「頻発した春山遭難事故の報道について」(各局)2012年5月

   例えば、長野県白馬村の北アルプス・白馬岳への尾根で5月5日に倒れているのが見つかった男性6人のグループは、全員が中高年で、最高齢は78歳、医師や獣医師のインテリ集団だった。低体温症で彼らが死亡した場所は小蓮華山、他にも62歳の女性が死んだのは爺ケ岳、また、6人が遭難して1人が死んだのは涸沢岳、いずれも峻厳な北アルプスの中である。これらの遭難事故についてテレビの報道の仕方が相変わらずだったので本当に呆れた。
   「年寄りの冷や水」とは敢えて言わないが、救助に当たった男性の、「雨合羽の下は薄いTシャツぐらいしか着ていなかった」というコメントが紹介された程度で、誰も彼らの行為に対して批判がましいことはいわない。日本人的発想で死者に鞭打つことを避けているのだろうが、果たしてそれでいいのか。筆者は山の遭難事故について見聞きする度に「自業自得だ」と呟いて同情はしない。
   長野県に土地勘がある人たちは必ず見ていると思うが、美しい北アルプスの山々は、ゴールデンウィークになっても雪の連山のままで、冬山と全く変わらないのである。そんなところにホイホイと軽装で行くとはバカか。大金を使ってヘリコプターが出動する毎度の映像を見る度に、腹が立つ。鉄道や飛行機のように個人の責任では避けがたい事故ならともかく、山登りでの遭難は100%自己責任。同情的に報道してやることは全くないのである。大迷惑を教えろ。

(黄蘭)

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