2018年 7月 18日 (水)

海江田元経産相 原発事故直後も当事者意識ゼロの「伝言ゲーム」

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「まるで伝言ゲームのようだった」

   東京電力福島原発事故を検証する国会事故調査委員会の聴取で、事故当時に経産相だった海江田万里議員が事故対応でこう答えた。経産相は原子力安全・保安院を傘下の持ち、原発の直接の責任者だ。だが、海江田の答えはまるで他人事のようだった。

「海水注水中止」「全面撤退」指示誰かわからない

   当時の首相官邸の指揮命令系統はどうなっていたのか。委員から「なぜ東電本店、あるいは官邸におられた方から注水中止(命令)まで出すようになったのか」と質問されると、「私にはわかりません」。結果的には吉田所長の判断で注水中止は回避され海水が注入されたが、中止の指示を誰が出したか分からない有り様だった。

また繰り返す

   また、東電の勝俣前会長が「事実無根」と反発した「現場従業員の全面撤退」を最初に聞いたのは誰からかという問いには、「私のところに清水社長(当時)から電話があった。私がしっかり覚えているワードは3つ。『第1発電所』から『第2発電所』に『退避』という3つで、はっきり覚えている。それ以外に一部を残し、一部を(退避)という話は一切なかったと記憶している」と事実無根説を否定した。

   海江田は社長からの電話で全面撤退と受け取ったらしいが、ことの重大さを認識していたら何人が残り、退避するのはどれだけかを確認をするのが常識で解せない。

政府・経産相そのままの体質で今度は再稼働

   長嶋一茂(スポーツキャスター)「あとのことも考えて電話なら録音しておく必要があった」

   吉永みち子(作家)はキツイ一発をかました。「こういう水掛け論をやっていることが、日本の原子力行政の実態だということを理解するしかない。退避を聞いて、一部か全面かを確認すらできない。今もこれと変わらない体制が原発を管理しようとし、再稼働の話になっている。一番の問題は当事者意識がないこと。また何かあっても同じようなドタバタを繰り返す」

   今後は官房長官だった枝野経産相、菅首相が招致される。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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