九頭竜湖・冷凍庫遺体3つの謎―誕生日祝い客、車の工作、携帯メール

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   5月21日(2012年)に福井・九頭竜湖でみつかった白骨死体は、愛知・一宮市の女性(27)とわかった。自宅からは65キロと車ならたいした距離ではないが、見つかった車への工作など、さまざまなナゾがある。阿部祐二がリポートした。

   女性は森岡まどかさんで、一宮市内の飲食店で働いていたが、昨年11月23日深夜、店を出たまま消息を絶った。明けて1月には結婚する予定で、失踪する理由もない。2週間後、婚約者が捜索願を出した。発見された遺体は冷凍庫の中でほぼ白骨化していたが、DNA鑑定でわかった。

カーナビ外し、「間もなく帰る」の別人メール

   勤めていた店を出るとき森岡さんは「客の誕生日を祝いに行く」と言っていたという。車で5分の自宅マンションに帰り、その後、再び車で出かけたところまでは防犯カメラに写っていた。しかし、誕生日の客がだれなのかはわからない。これが最初のナゾである。

元カレとか…

   次が車だ。森岡さんの車は25日、 つまり2日後に30キロ離れた豊田市内の山中に放置されているのが発見された。車のナンバーとカーナビがはずされ、さらに車体番号も削られていた。カーナビを外したのは走行記録がわかるからというのはわかるが、車体番号までとは異常である。リポートした阿部は触れなかったが、車はどうやら小型のベンツだ。割り出しは簡単だろうに。

   九頭竜湖の現場は半島状の先端部分で、冷凍庫は水位が下がって露出した岸辺に転がっていた。陸上から現場に近づける道はない。冷凍庫と遺体で重量は80キロもある。別の岸辺から投げ入れられたものか。阿部は橋の上からなど何か所かが考えられると伝えた。冷凍庫は水に浮くのだそうだ。

   遺体に衣服はなかった。しかし、ネックレスとブレスレットを付けていた。冷凍庫内には腕時計も落ちていた。知人によると、森岡さんはブレスレットはあまりつけないという。さらに、髪の毛が短く刈られていたという。これは何を意味するのか。

   3つめのナゾは携帯電話だ。不明になってから、友人がかけると出たという。ただ話しかけても応答はなかったという。また、ごく近い人に「12月5日 に帰る」とメールがあったが、受け取った人は「別人だ」と断言する。森岡さんはいつもデコメールだったからだ。森岡さんの携帯の電波は12月に一宮市内で確認されている。

   司会の加藤浩次「メールを送ったってことは、知人なのか」

   キャスターのテリー伊藤は「客に会いにいく」というのが怪しいという。「今の彼氏に知られたくない誰か、元カレとか。もひとつ、冷凍庫は普通の家庭にない」

   ナゾが多いということは、すなわち手がかりも多いということだ。案外、捜査の方が進んでいるのかもしれない。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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