2024年 4月 26日 (金)

ビッグデータで将来予測!交通事故発生マップや自殺予想

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   私たちはスマートフォンやICカードなどの身近な電子機器を使い、毎日膨大な量の情報をやり取りしている。インターネットでの検索結果、買い物をすれば商品の種類や価格、駅の改札を通れば移動記録、病院で受けた検査結果など、あらゆる情報がデジタル化され記録される時代となった。キャスターの国谷裕子は「日々生まれるデータの量はここ数年で飛躍的に増え、ビッグデータと呼ばれるまでになっています。これまでは解析不可能だったビッグデータを科学技術の発達で分析できるようになったことで、生活や社会が劇的に変わりつつあります」と解説する。

アメリカでは犯罪多発マップ

   コンビニのローソンには1日2500万件のデータが蓄積され、客の購買行動をリアルタイムで捕捉し購買パターンを解析している。国谷は「コンビニ利用者が買う商品を事前に予測して、商品の効率化を生み出しています」と説明する。

   カーナビからの情報を利用した交通事故予測マップもある。「埼玉県では車が急ブレーキをかける場所をカーナビ情報から分析して、交通事故が起きやすい場所を事故予測マップとしてカーナビに搭載したところ、その場所での交通事故が年間で2割減少しました」(国谷)

   鈴木良介(野村総合研究所主任コンサルタント)はビッグデータの活用実態をこう話す。「アメリカでは予測マップを犯罪防止に役立てています。犯罪が起きた場所、起きやすい場所を過去のデータから割り出し、犯罪マップとして公開しています。また、先読み医療も進んでいて、朝の起床情報など20項目近い1日の生活データが記録され、遺伝子情報の解析にも使われています」

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