2024年 4月 24日 (水)

内閣改造でも突破口見えない野田戦略―「小沢切り」「会期延長」の綱渡り

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   司会のみのもんたが「やる前から物別れといわれてました」という。野田首相と民主党・小沢元代表 の2回目の会談がきのう3日(2012年6月)に行なわれた。物別れを承知なら、それなりの決断があるだろうと思われたのだが、そうはならなかった。

   終わって小沢は「消費増税だけが先行している。その前にやることがあるだろう」と言い、増税法案採決には「賛成できないということは、反対でしょう」と笑った。対する首相は「ご賛同は得られませんでしたけど、今国会中の法案成立に(自民党との)協議は進めさせていただきますと申し上げた」と語った。

足元見透かし輿石幹事長「すべて丸く戦略」

   野田はほかに、小沢に近い田中防衛、前田国交両大臣の交代を含む内閣改造も「通告」した。ある意味、「宣戦布告」でもある。小沢は内閣改造に異は唱えず、自らの離党も否定したという。ということは、会期の延長と、どの時点で法案採決となるのか、その際に小沢は?となるのだが、これがさっぱり読めない。会談に同席した輿石幹事長がこれまた読めない人だからだ。

   みのはフリップの小沢の顔を指して、「民主党の人でしょ。民主党が決めたことに逆らったら辞めないといけないのでは」と聞く。TBS政治部長の龍崎孝は「採決反対とかなら処分もあるでしょうが、最後まで自分の意見を言っている。増税法案の採決は今国会中」と解説する。会期延長のうえ、 自民党の賛成もとりつけるという読みである。

   要はまだ二股状態で、小沢切りもできず、会期延長幅も決まっていない―が続いている。輿石はさらに可能性の少ない、党を割らず小沢の顔も立て、自民にも受け入れられる道を探っているが、龍崎は「可能性は1%もない。会期延長については、小沢さんのいうことを容れながら自民ともとなると、大幅延長が必要とまでしか読めない」という。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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